株式会社ジュリエットの主な実績
[01]飲食店 × 会員システム開発
会員予約システムと決済システムの導入による業務効率化
背景

| 業種 飲食店 |
| 所在地 東京都 |
| 会員制を主な営業形態とする飲食店。来店予約はインターネットの無料予約システムで受け付けていたが、予約内容を店舗のカレンダーに反映する手間、キャンセル時の情報更新、キャンセルで空いた枠による売上機会の損失、ドタキャン時の料金の回収漏れなど、多くの課題を抱えていた。 |
支援内容
高度なシステムを導入しても、スタッフが使いこなせなければ意味がない。そこで、既存のオペレーションを活かしながら業務の効率化を進めた。
まず、無料予約システムは引き続き活用しつつ、無料で利用できるGoogle Apps Scriptを用いて、ドタキャンを防ぐリマインドメールの仕組みを開発した。あわせて、無料予約システムの予約・キャンセル情報が自動でGoogleカレンダーに反映される仕組みも構築し、人手に頼らない予約管理を実現した。
さらに、ドタキャン時の料金の回収漏れを防ぐため、クレジットカード決済などの決済代行会社を弊社で選定し、申し込みまでサポートした。その後、決済の通知を受け取る仕組みを弊社で開発し、予約者に正しい金額を請求できる体制を整えた。これらの取り組みにより、業務効率化によるコスト削減に加え、売上の拡大にも貢献した。
現在も新たな課題に対して継続的に支援している。
具体的な業務内容
- 従業員が使用するシステムの選定(顧客データベース、メールソフト、クレジットカード決済代行システムなど)
- 導入システムの申し込みサポート
- 導入システムの連携開発(Google Apps Scriptやサイボウズ製品を使用)
- 現場の運用フローの構築
- 従業員への各種システムの操作レクチャー
[02]金融 × ウェブサイト構築
オウンドメディア運営による新商品提供
背景

| 業種 金融 |
| 所在地 東京都 |
| BtoBの金融事業を営む企業。新規事業としてインターネット上にオウンドメディアを開設したいと考え、社内でWordPressのインストールまでは済ませていた。しかし、カスタマイズや設定がうまくいかず、思い描いた運用ができないという課題があった。 |
支援内容
プロジェクトを主導する役員陣の要望をヒアリングしながら、WordPressの初期設定を代行した。一般的な設定や既製のプラグインだけでは実現できない部分は、弊社で直接開発をおこなった。
また、運用を社内でおこなえるよう、記事の書き方や設定に関するマニュアルを提供した。運用を担う人材を採用する際には、応募者のITスキルを履歴書や職務経歴書から確認する役割も担った。
運用開始後は、弊社で設定したアクセス解析ツール(Google Analytics)のレポートをもとに、記事の反応や顧客の流入経路を分析している。毎月の定例会議には弊社担当者も出席し、ターゲット層へのリーチを広げる施策をクライアントとともに検討している。
運用開始から約6か月で、このオウンドメディアから生まれた新商品の売上により、オウンドメディアの開発コストはすでに回収できている。
具体的な業務内容
- レンタルサーバーへのWordPressのインストール・設定
- 開発環境の準備
- WordPressのカスタマイズ開発
- WordPress運用マニュアルの提供
- 人材採用時における応募者のITスキルチェック
- ウェブマーケティングの支援
- ウェブメディア運用に関する定例会議への出席
[03]建築内装業 × バックオフィス構築
バックオフィスや営業ツールの改革による業務のアップデート
背景

| 業種 建築内装業 |
| 所在地 東京都ほか関東甲信越 |
| 主にBtoB向けに建築・内装業を営む、創業約50年の老舗企業。業務環境は安定しているものの、従業員の平均年齢が高く、業務の進め方も最新の方法に更新できていないという課題があった。 特に新型コロナウイルス感染症の流行でテレワークを余儀なくされた際には、それまでの「紙」中心の業務から脱却する必要に迫られたが、社内にノウハウがなく混乱が生じていた。 |
支援内容
「紙」の使用から生じる無駄な業務をなくすため、業務の効率化を進めた。システム導入による自動化だけでなく、職務権限規程や決裁権限規程の見直しにも積極的に関わり、社内のボトルネックを徹底的に洗い出して解決策を提示した。一方で、すべてを最新のツールに置き換えても、使いこなせない従業員がいれば根本的な解決にはならない。そこで、社内教育を実施したり、場合によっては誰でも使える簡単な仕組みに置き換えたりする対応もおこなった。また、内部統制の観点から、仕組みを簡略化しすぎてチェック体制がおろそかにならないよう、「良い塩梅」の仕組みを構築した。
その結果、スムーズかつ低コストなテレワーク体制を実現し、営業情報の見える化にも貢献した。
現在も継続的に支援している。
具体的な業務内容
- バックオフィス業務のフロー設計・実行・ルールの浸透・規程の策定
- テレワークツールの選定と導入後の教育
- 社内ルール(各種規程、就業規則など)の改定支援
- 営業ツールのオンライン化(顧客管理システムのSalesforceへの移行)にともなう、Salesforceの仕様策定・開発
- バックオフィスツール(会計システム・勤怠管理システム・給与システムなど)のオンライン化にともなう、運用ルールと仕様の策定
- 営業ツールから得られるデータの分析とレポーティング
[04]コンサルティング業 × 事業承継
ITがわからない企業のM&A後のITサポート
背景

| 業種 コンサルティング業 |
| 所在地 東京都 |
| M&Aを積極的に活用して事業ポートフォリオを拡大している、中小企業向けのコンサルティング会社。IT系の事業を買収したものの、その分野の知見を持つメンバーが社内に不足しているという課題があった。 |
支援内容
買収したばかりのBtoCインターネットサービスの業務を改善するため、運営のサポートに入った。買収した側が非IT系の企業だったため、開発エンジニアは外注先に確保していたものの、要件定義をはじめとする発注がうまくできていなかった。そこで、弊社が開発ディレクションの担当として参画した。開発は引き続き別の外注先に依頼しつつ、発注までの「翻訳役」を弊社が担った。社内プロデューサーの意見をヒアリングしながら弊社が仕様書を作成し、外部エンジニアとともに形にしていく手法で、既存のインターネットサービス(スクラッチ開発)の運用改善に寄与した。
また、同社はさまざまな企業の買収を積極的におこなっており、関係先の事業承継にもサポートに入った。たとえば、経営者が高齢で事業承継が待ったなしの企業では、誰が承継しても業務が円滑に回るよう、弊社も業務改善に取り組んだ。さらに、外部の税理士や中小企業診断士などと協力し、税制面で有利な形での事業承継や、各種補助金を活用した事業承継のスキームを提案している。現在も継続的に支援している。
具体的な業務内容
- M&A後のPMI(IT部分)
- ウェブエンジニアと発注者の間の「翻訳」
- 事業承継に関するサポート
[05]美術館 × 人材育成
特殊な業界における継続的な人材教育手法の導入
背景

| 業種 美術館 |
| 所在地 (非公開) |
| アート作品の収集・展示をおこなう小規模な美術館。アート業界は人気が高く、就職を希望する人材は多く集まる一方で、他業種での経験やビジネスマナーが不足している人材もおり、社員教育が課題となっていた。 |
支援内容
美術館という特殊な職場環境ゆえに、業務の多くが「ひとりで何でもできる」特定の人材に依存した状態になっていた。そこで、誰もが同じ水準で業務を進められるよう、業務ごとの業務ルール・決裁ルールの策定を提案し、弊社がそのサポートに入った。館内の人材だけでも策定できる内容ではあったが、第三者である弊社が加わることで客観性を確保し、公平な視点で業務の割り振りや決裁の所在を決めることができた。
また、館内に人材育成のノウハウが確立されていなかったため、定期的な人事評価の仕組みを弊社で構築した。評価者である上長たちも部下をどう評価すればよいかわからない状態だったため、評価の指針を提示したほか、弊社メンバーが特定の職員と定期的に面談し、成長の機会を提供した。現在も継続的に支援している。
具体的な業務内容
- 業務ルール・決裁ルールの整理
- 人事評価手法の整理
- 人事面談の実施・同席
[06]出版社 × DX推進
情報一元化とAI活用による20年来の業務スタイルの刷新
背景

| 業種 出版社 |
| 所在地 東京都 |
| 情報共有の仕組みを設計できる担当者がおらず、営業情報の管理はExcelに、社内のやり取りはメールに頼り切った状態が長年にわたって続いていた。情報が分散・属人化しており、迅速な意思決定に支障を来すことも少なくなかった。業務のやり方そのものが20年以上更新されておらず、抜本的な見直しが求められていた。 |
支援内容
課題の核心が「IT人材の不在」にあったことから、弊社がITディレクターとしての立場に入り、情報共有の全体設計から個別ツールの導入・定着まで一貫して支援した。
まず、Excelで断片的に管理されていた営業情報を整理し、誰もがアクセスしやすいデータベースに集約した。訪問先・担当者・商談内容・受注結果・次回アクションに至るまで、営業活動の一連のプロセスをひとつの場所で確認できる仕組みを構築するとともに、取材先や関係者情報も同様に一元化した。
続いて、構築した営業データベースと既存の会計ソフトを連携させ、受注から経理処理までのデータ二重入力を解消し、経理業務の効率化を実現した。また、定型的な業務については、生成AIと独自のAIエージェントを活用した自動化の仕組みを導入し、スタッフの作業負荷を軽減した。
セキュリティ面では、情報セキュリティ研修を実施し、従業員一人ひとりのセキュリティ意識の向上を図った。ツール選定にあたっては、デジタルに不慣れなシニア層のスタッフも無理なく使いこなせる操作性を重視し、全社への定着まで丁寧に支援した。
具体的な業務内容
- 営業情報・関係者情報を集約するデータベースの設計・構築
- 営業データベースと会計ソフトの連携による経理業務の効率化
- 生成AIおよび独自AIエージェントを活用した定型業務の自動化
- 情報セキュリティ研修の企画・実施
- シニア層を含む全従業員が活用できる情報共有ツールの導入・定着支援
執筆:代表取締役 青木治夫(ITコーディネータ)